妊娠初期に葉酸が欠乏することで起きる体への影響とは?

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妊娠初期に葉酸が欠乏することで起きる体への影響とは?

葉酸は妊娠に絶対に必要な栄養素だというのはよく言われていますが、普段から葉酸が欠乏しているとどんな症状が体に起きてくるのでしょう。

 

葉酸欠乏症とは?

葉酸欠乏症というのをご存知でしょうか。葉酸が不足すると貧血のような症状があらわれます。
葉酸欠乏症が起きてしまう原因は、食べ物などから採り入れている葉酸が不足しているからです。

 

葉酸が多く含まれている食べ物はブロッコリーやアスパラガスなどの青野菜、牛や豚や鳥などの肉類のレバー、魚介類、枝豆やそら豆などです。
一つ注意が必要なのはレバーには葉酸が含まれていますが、ビタミンAもたくさん含まれています。

 

妊娠中は葉酸の摂取は絶対に必要なことなのですが、ビタミンAの過剰摂取はよくないことなので注意が必要になります。
食べ物の栄養素をバランスよく取り入れていくことが大切です。

 

アルコールの過剰摂取でも起こる

葉酸欠乏症は食べ物からの葉酸の摂取がたりていないだけではなくて、アルコールの過剰摂取でもおこります。
アルコールを適量飲むことは問題ないのですが、アルコールを取り入れることで肝臓はアルコールの分解を優先してしまって葉酸を吸収しなくなってしまいます。
そのため、アルコールは葉酸の吸収を妨害しているということになります。

 

妊娠初期の葉酸不足に要注意!

妊娠前から妊娠初期はお腹の中の胎児の体を作り出すために母体では細胞分裂が活発化されます。
細胞分裂をして胎児の体を作り上げていく際に葉酸は大量に消費されます。

 

言い換えれば、胎児の体を作っていくためには葉酸が絶対に必要なのです。
妊娠前から妊娠初期にかけて必要になる葉酸の量は通常時の約2倍といわれています。

 

この時期に葉酸の欠乏が起きてしまうと、正常に胎児の体が作られなくなって胎児の障害リスクが高まってしまいます。
妊娠初期には葉酸サプリから400μgの葉酸を摂取することが厚生労働省からも推奨されています。
必要量の葉酸を摂取することで胎児の障害リスクを軽減していうことができます。

 

葉酸が欠乏した時に起こる症状

葉酸が欠乏すると具体的にはどのような症状が起こるのでしょう。
葉酸が欠乏することで起こる一番わかりやすい症状は「悪性貧血」です。
貧血というと鉄分が不足すると起きるイメージがありますが、葉酸が不足することでも貧血が起きるのです。

 

葉酸不足の貧血の場合はいくら鉄分を摂取しても治りません。
葉酸が欠乏してしまうと血液中の赤血球が正常に作られなくなります。
赤血球が不足すると一つ一つの大きさが大きくなってしまって本来の役割を果たすことができなくなります。

 

そのため体が酸欠状態となって貧血の症状があらわれます。
悪性貧血の症状は、頭痛がしたり、立ちくらみが起きたり、めまいがひどかったり、息切れがしたりなどの症状です。

 

葉酸は体の粘膜を健康に保つ役割もあるので、葉酸が欠乏することで細胞が作り出されることがなくなって粘膜が不健康な状態となってしまいます。
その結果口内炎などができやすくなります。

 

葉酸の欠乏は認知症にも関係している

葉酸欠乏症と認知症の関係が近年解明されつつあるようです。
葉酸が欠乏することだけが認知症に関連しているわけではなくてビタミンB12が不足していることも認知症を発症させてしまう原因といわれています。
葉酸はビタミンB12と同時に摂取することで本来の働きをするようになります。

 

全ての認知症に葉酸の欠乏が関係しているわけではありませんが、認知症のリスクを軽減していくためにも葉酸の摂取を心がけていったほうがよさそうです。
普通の食事をしていれば葉酸が欠乏するということはありません。
しかし、気になるようであれば葉酸サプリなどを取り入れていくとよいと思います。